子どもはすぐに成長してしまうので、

去年買ったモノが今年は着れない…
なんてことはザラですね。
特に靴は、半年ももたずにサイズアウトしてしまうこともあるので、まだキレイなのにもう履けない…ということに悩ませされている人も多いのではないでしょうか。
だからと言って、
少し大きめを買って履かせておこうと考えていませんか?
実は、足に合わない靴を履くことで、子供の発育に悪影響を及ぼしてしまうことがあります。
できれば子供にはのびのびと成長してほしいですよね。

でも、ピッタリの靴だとすぐに買い替えなきゃいけないから、おサイフに優しくない…
そこで今回は、子供の靴を買う時に気を付けるべきポイントと、子どもの成長を阻害せずにおサイフにも優しい靴のサイズ選びについて「靴まぐ福岡編集部」がご紹介します!
足に合わない靴は子供の発育を妨げてしまう
足に合わない靴を履いていると、子どもの足はその靴に合わせて変形してしまいます。
なぜなら、子どもの足の骨はほとんどが軟骨でできているからです。
足が靴に合わせて変形してしまう
大人の足の骨に比べて軟骨でできている子供の足は変形しやすく、靴に合わせてカタチを変えます。
足に合った靴を履いていれば成長を阻害することはありませんが、足に合わない靴だとその靴のカタチに合わせて足が変形してしまいます。
そうなると、子供のうちから外反母趾や偏平足になってしまい、運動能力が低下してしまうことがあります。

一度変形してしまうとなかなか元には戻せないので、サイズ選びは慎重に…!
小さいサイズの靴を履き続けると足の成長が止まってしまう
纏足(てんそく)というコトバをご存知でしょうか?
纏足は中国の古い風習で、昔は小さい足が美しさや優雅さを表していたために始まったそうです。

小学校の社会の授業で出てきたような…
子どもに小さい靴を履かせることは、纏足と同じ状態です。
「少し窮屈だけど、新しく買うのがもったいないから、まだ履ける履ける♪」
と小さいサイズの靴を履かせると、子どもの足の成長を止めてしまう恐れがあります。
きちんと足に合ったサイズの靴を履かせましょう!
子ども靴の選び方のポイント
子どもたちがよく履いている上履きなどのメーカーとしてよく知られるムーンスターのホームページを参考にしました。
- サイズ選びは足長、足幅、足囲をはかる
- つま先の部分が広く、指が靴の中で自由に動くものを選ぶ
- かかとのまわりがしっかりしているもの
- 靴底が指の付け根部分でしっかり曲がるもの
- 甲の部分が足にフィットしているもの
サイズ選びは足長、足幅、足囲を測る
本来は柔らかいメジャーなどで測るそうですが、正直めんどくさい…と思っていたらいい物を見つけました。
子どもの足を載せて計測できるので、簡単でよければこれを使って足長と足幅を見るといいですね。
足囲は足幅の計測位置をメジャーでぐるっと1周した長さです。

プリントするのも面倒!という方は、今履かせている靴の中敷を外して子どもの足を載せてみるといいですよ。
つま先の部分が広く、指が靴の中で自由に動くものを選ぶ
靴選びの時、
靴の中で指が動くかどうか靴の中を透視できたらいいのに!
っていつも思います。

子どもの感覚だけだと、本当に足に合っているのか心配なんですよね。
一般的に適切だと言われているサイズ感は、靴をかかとから合わせて履いたときに0.5mmから1cmほど、つま先に「捨て寸」と言われる余裕が必要です。
捨て寸は、見た目では分かりにくいです。
なので、子供に靴を履かせた後、つま先の部分を指で押して、足がどのあたりまで来ているか確かめるのがポイント!
メーカーやデザインによって、同じサイズ表記でも、大きさは若干異なります。
なので、必ず全て試着して、サイズを慎重に確認しましょう。
かかとのまわりがしっかりしているもの

数百円で買える輸入物の安~い靴だと、かかとがふにゃふにゃのモノがあるので注意!
よく、スーパーや靴売り場でワゴンセールのように売られている靴がありますよね?
ワゴンで売られている安い靴と、スポーツブランドの靴って何が違うの?と思いませんか?
実は、靴の中身に違いがあります。
ワゴンでたたき売りされているものは、底やかかとに使われている素材が、硬くてクッション性がないものだったり、逆に柔らかすぎて足のホールド力が低かったりします。
底が硬いと足に疲労がたまりやすいですし、柔らかいと転んだ時にケガにつながる恐れがあります。
さらに、子供は年齢によって、かかとにかかる負荷が変わるため、その年次に合った靴を選ぶ必要があります。
それらの点をしっかり押さえて靴を作ってあるのがスポーツメーカーのシューズです。
少し値は張りますが、やっぱりブランド品の方が無難です。
イチバンのおススメは、日本のブランド「アシックス」のもの。

日本人の足を知り尽くしたブランドなので、安心です!
靴底が指の付け根部分でしっかり曲がるもの
靴底が指の付け根でしっかり曲がることで、足にストレスがかかることなく歩行をサポートしてくれます。
かといって柔らかすぎてもかかとが安定せず、骨が変形してしまう場合もあります。
子供の成長に合わせて靴底の柔らかさを変えていきましょう。
子どもがよく走るようになる3歳までは、歩行を妨げない「柔らかい」タイプを選ぶとよいです。
運動量の増える3歳からは、少し底が硬めで、つま先とかかとをしっかりと保護してくれるタイプの靴が適しています。
- 3歳まで:歩行を妨げない柔らかい靴
- 3歳から:激しい運動をサポートできる硬めの靴
子どもの足に沿った動きのできる、運動量に合った柔らかさの靴底を選びましょう。
甲の部分が足にフィットしているもの
甲の高さは子供によってそれぞれ違います。
足の甲が高い、いわゆる甲高の足型の子どもには、1cmほど大きめの靴を選ぶといいようです。
そして、ひもやベルクロでフィット感を調整してあげるのが良いです。。

スリッポンタイプはオシャレですが、微妙なサイズ調整ができないのが難点ですね。
逆に甲が薄い子どもには、インソールなどを利用して甲のフィット感を調節してあげるといいです。
甲高、幅広の足型でのサイズ展開がある靴ブランドは少数ながら存在していますが、見た目だけでは分からないので、必ず試着することが大切です。
- 甲が高い:大きめを靴ひもやベルクロで高さを調整する
- 甲が低い:ジャストサイズにインソールを入れて高さを調整する
サイズアウトした靴の活用法

子どもってすぐに成長するから、靴を買ってもすぐに履けなくなっちゃうよね。

履けなくなった靴はどうしてるんですか?

捨てるのがもったいなくて靴箱の奥にしまってあるよ。どんどん増えちゃって困ってるんだよな…

そんな人のために、履けなくなった靴の有効活用法がありますよ!
サイズアウトの目安
サイズアウトの目安は、靴をかかとから合わせて履いてつま先に余裕がなくなったときです。
子どもの足は成長が早く、知らぬ間に靴が合わなくなってしまうことがよくあります。
理想は3〜4ヶ月ごとにサイズを測ってあげるとよいです。

サイズが合わない靴を履き続けると成長を阻害してしまうので、無理して履かせないよう注意しましょうね。
サイズアウトした靴を捨てられない人は

履けなくなった靴は処分したいけど、もったいないと思って捨てられないんだよね。

寄付や下取りサービスを利用すると、再利用されますよ!
寄付する
不用品・寄付物資を集めて、海外の発展途上国へ届けてくれるサービスがあります。
私たちは日本の皆様が捨てたくないもの・誰かに使用してもらいたいと望まれるものを世界中で再利用し、途上国支援に役立てています。
日本ではゴミとして扱われたり、捨てられてしまう物でも、世界には喜んで使って頂ける人々がいます。
靴だけでなく、カバンや古着なども寄付でき、全国各地で集荷もしてくれます。
下取りする
イオンモールに出店している靴専門店「ASBEE(アスビー)」では、靴の下取りサービスを実施しています。
下取りしてもらった靴は、リサイクルやリユースしてもらえ、使用に耐えないものは処分してもらえます。
更に、靴の購入を同時に行うと靴の価格から5%オフ!

履けなくなった靴はどんどん下取りしてもらいたいですね。
その他

おもしろい活用法としてこんな方法も見つけました。思い出の1足でこんな風に飾ってあげられたら素敵です。
まとめ
今まで子どもの靴の選び方がわからず、本人が欲しいという物を買い与えたり、親が気に入った物を履かせたりと、本当に適当に選んできました。
半年に一度の買い替えでは、実はすでにサイズアウトしている可能性があることにも気がつきました。
逆に大きめの靴は足が動いて必要以上に疲れてしまいます。
見た目やブランドだけで選ぶのではなく、子どもの足に合った本当によい靴を選んであげることは、親の務めなのかもしれません。

サイズ選びは必ず試着して慎重に!
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